日時 平成28年10月28日
場所 熊本市 水前寺共済会館
主催 熊本県建築センター
マンション管理センター
共催 国土交通省 熊本
私が一番行きたかった処、熊本市で
す 震災後分譲マンション被害状況
は間接的な情報しか入手できませんでした、
どの位の被害なのか、全壊、半壊、一部損壊のマンション数は、そして被害箇所を修理、
修復、応急判定で危険と判断されたマンションの復興取り組み状況は?
知りたい事、お手伝いしたい事、だけど、何処のマンションがお困りなのか?
誰に伝えれば被災マンションに届くのか分からない?
そんな折、熊本県建築住宅センターさんから講演の依頼がまいりました。
連絡を頂いた時に、待っていたように、ハイ、参りますと答えていました。
講演日、会場に到着後、センターの代表者の
方とご担当者との名刺交換で、熊本県マンシ
ョン管理士会からも神戸の震災を経験した私
を押して頂いたようで、感謝です。
会場を見渡すと、椅子席が埋まり立っている
人も散見出来ました。
通常40名くらいの予定が70名を超えてお越し頂いたとの事、殆どがマンション管理組合の方が大半らしい、そしてセミナー関係者も含め熱気ある会場でした。
この後講演内容に続きます。
熊本県へ行き益城町を見に行き、翌日熊本市内でマンション管理セミナーで講演をさせて戴きました
熊本県建築センター主催のマンション管理セミナーでの講演依頼を受け、喜んで行きました
28年10月27日熊本地震で被害が集中した益城町に車を走らせながら熊本市内の震災被害状況を見ながら、
益城町の被害が集中した場所に降り立つと、そこは21年前阪神大震災時の神戸市内の惨状でした
幹線道路から路地に足を踏み入れると、一階が座屈した家.傾いたままの店舗が彼方此方に解体待ちの状態です、
生垣に囲まれたお屋敷風の庭には秋を告げる柿が幾つか曇天の空に持ち主の帰りを待ちわびる言葉にし難い寂寞の風景です
長年過ごした家を捨て、居間でNHKの紅白を家族で見ていた昨年は、幻となり、今年は避難所生活を、
団らんを過ごしたあの日は帰らない、幸せな時が時が止まってしまった被災地、
今、家を捨て何処かで不住な生活をされている皆さん、少し時間が掛かりそうですが、神戸では10年以内になんとなく見かけは元の生活に戻りました
21年後の現在 外見は阪神大震災の傷も癒えた感じがします
が、街の中心に有ったシンボルビルは殆ど解体され、新たに建て直されたビルは過去の形状と決別したデザインビルになりました
今、50歳を以上の人達は若き日に遊んだ場所は街並みが激変しました
映画館もボーリング場も、スケート場もレストラン、百貨店も変わり思い出に残るデート場所も無くなりました
益城町も10年20年後には素晴らしい新たな街並みに代わるでしょう
熊本震災後に生まれた子供は生まれ変わった町が思い出の街になります
どうか、被災された皆様、前途多難、希望の見いだせない日々を過ごされていると思いますが、夢と希望を捨てないで、前に一歩足を踏み出す勇気をお持ちください、
必ず幸せな元の生活に戻れる日が参ります。