本書は阪神大震災時に神戸でマンションの管理会社を経営していた私の体験が基となっております。
震災の影響による会社の危機からの脱出と、震災の被害を受けた社員の雇用を守り、困窮した得意先の要望に応えられるか?
自社がきちんと経済活動を続けられる体制が整っているか?
被災時に早期復旧を行うための事業継続計画(BCP)に織り込んで頂ければ幸甚です。
貴方の街で数百年に一度の災害が起き、貴方がそれを経験する可能性はゼロではありません。
万が一の事態になった場合、当初で紹介しているマンション管理組合の皆様が一致団結して早期にマンションを再建設される復興手順を参考にして頂ければと思います。
阪神大震災時、独立系として神戸で一番多くのマンションを管理させて頂いていた管理会社、元株式会社KBSシラカワの経営者でした。
地震災害でダメージを受けたマンションの復興を担い、日本で初めての体験をして、社員と協力会社との二人三脚で復興を成し遂げた実体験に基づく実録本を出版いたしました。
(阪神・淡路大震災でダメージを受けたマンションの管理会社経営者が語る、社員の雇用を守り、お客様のマンションを守り、会社発展を目指した実録 発行元/文芸社)
かなり長い題名となりましたが、出版を記念して分譲マンション管理会社として数十年発展させて頂きました恩返しの気持ちを込めて、講演会を開催させて頂きます。
マンションを取り巻く関係者の皆様!必ずお役に立つノウハウ、マニュアルを伝授いたします。
3歳の頃、滋賀県に疎開して、終戦後も少年期を同地にて過ごす。
農地を持たない引揚者の生活は恵まれたものではないが、近隣のおばさんからあられやサツマイモ、餡子モチなどをちり紙に包んで届けていただいた好意を今、思い出して、よき時代を過ごした田舎での生活を懐かしむ。
小学生の頃から勉強はできないが読書が大好きで学校の図書委員になり、田舎の学校ながら蔵書が多く、毎日読書しながら、本の主人公になりきり、空想をして、過ごす。
特に偉人伝記が好きで、野口英世、パスツール、ヘレン・ケラー、ガンジー、リンカーン、信長、秀吉、家康、信玄、謙信、幸村、真田十勇士、三国志の漫画も時間を忘れて読みふけった。
その中で石川県の銭屋五兵衛の生き方に共鳴して、疎開先での生活の貧しさからの脱出は商い、すなわち社長業しかないと自己判断して、未来への夢も、希望も抱いて神戸にて就職。
結婚と同時に、小資本で開業できるビルメンテナンス業から独立する。
その後マンション管理業へ業種転換する。2007年、会社M&Aにて退職。
1968年ビルメンテナンス業を始める。
1971年マンション管理業に業種転換する。
1990年度から社員募集方法に新卒者採用を加える。
残念ながら、銭屋五兵衛のような国を動かす人にはなれませんでしたが、小さな会社の社長にはなれました。
現在はNPO法人を設立、ジュニアの人材育成に尽くしています。